よくある質問
妊娠に関する不安やお悩み解決にお役立てください
妊娠に関するよくある質問を一覧にしました。少しでも安心していただけたらと思います
のでご参考にしてください。
※各内容は各専門書、医学大辞典などを参考に記載しております。 院長
- 産科に関しての良くあるご質問
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- 婦人科に関しての良くあるご質問
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- 妊娠中の薬について
- 妊婦さんに薬剤を投与する場合、常に胎児の存在を意識しなければなりません。胎児に重要な影響を及ぼす薬剤については、その投与は慎重でなければなりません。しかし、妊婦といえど感冒など感染症に対する抗生物質、切迫流産、切迫早産に対する子宮収縮抑制剤など薬剤を使用しない限り母体の疾患が治療できない場合は、薬剤を使用せざるを得ないのも事実です。当院では、安全が確認されている薬剤を必要最小限投与するようにしております。また当院がお出しする薬剤情報には、妊婦さんおよび授乳婦さんに対する薬剤の影響を記載しておりますので参考にしてください。
- 妊娠悪阻 つわり について
- 妊娠6~8週にかけ,主に起床時,空腹時に,悪心・嘔吐がみられることです.妊婦さんの50~70%にみられます.悪心・嘔吐が長期に及び,経口摂取も著しく減少すると,脱水,栄養障害が進行し,体重減少,皮膚乾燥,頻脈,脳症状を呈することもあります.入院のうえ,肉体的・精神的安静,補液を行い全身状態の改善を図る必要があります.低栄養状態があっても,児の長期的予後に大きな影響は認められません.母体の栄養障害が高度のものは重症妊娠悪阻とよばれます。
- 分娩予定日について
- 統計上,最終月経第1日目から起算して平均280日目に娩出する場合が最も多いため,分娩予定日は最終月経第1日に280日を加えた日とされています.妊娠期間で表せば満40週0日にあたります.この計算は28日型の正常月経周期婦人を前提としているため,稀発月経のような月経周期異常の場合は修正を必要とします.現在では、妊娠初期に超音波検査で胎児計測をすることにより、分娩予定日を計算することができ、修正を行っています。
- 切迫流産について
- 流産になりかかっている状態で、妊娠前半で性器出血があるもの、下腹痛を伴うもの,伴わないものがあります.頻度は妊娠したもの4~5例中1例にみられますが,実際に流産してしまうものは半数以下です.一般に下腹痛を伴うもののほうが予後は不良です.切迫流産徴候を有するものは,超音波検査,内診,hCG値などを指標にして,子宮外妊娠,胞状奇胎との鑑別や,予後の診断を行う必要があります.治療は安静が重要であり,性交も避けます.子宮収縮抑制剤、止血剤、抗血小板製剤、ホルモン剤などが治療に使用されます。
- 流産について
- 胎児が子宮外で生存可能な時期以前に,胎児(あるいは胎芽)および胎児付属物を排出し,妊娠が中絶することを流産といいます.わが国では妊娠22週以前のものをいいます.自然流産の原因を明らかにすることは容易ではありませんが,妊娠初期の自然流産児(絨毛)の約60%に染色体異常が認められています.自然流産の症状は性器出血,下腹部痛です。
- トリプルマーカー検査について
- 母体の血液中の3つの成分を測定し、その値から胎児に異常があるかどうかを推定する検査です。21トリソミー、神経管欠損症、18トリソミーの新生児が産まれる確率を知ることができます。検査の時期は妊娠15週から18週の間が最適です。
- 妊娠中の移動について
- 妊娠中の運動はストレスの発散などに有効です。しかし、過度の運動は、流産、早産、胎児発育遅延などを引き起こし逆効果となります。また母体の合併症、妊娠経過に異常のないことが運動をする条件となります。妊娠5ヶ月以降9ヶ月まで、水泳、エアロヴィクス、ウォーキングなどをされるのが適当でしょう。運動を始める前には医師に相談の上、メディカルチェックを必ず受けるようにしましょう。
- 妊娠中の旅行について
- 妊娠中の旅行は原則的にはかまいません。しかし、体調不良、切迫流産、切迫早産などの症状がある場合は、無理にでかけるのはやめましょう。移動の手段はできるだけ身体に負担のかからないもの、移動時間の短い方法をとるようにしましょう。自動車での移動は、1時間に1回は休憩をとるよう心がけてください。同じ姿勢で長時間いることは、妊婦さんにとって負担となります。妊娠中の海外旅行はよほどのことがない限りおすすめできません。移動時間が長いなど相当な負担になります。また不慮の出来事が起こった場合、言葉の通じない場所で診療を受けることは大変です。旅行にでかける前に医師に相談してください。
- 体重の増加について
- 妊娠中の過剰な体重の増加は、妊娠中毒症、分娩異常をひきおこします。理想的な体重増加量は非妊時の体格によって変わってきます。体格を表す指標にはBMI 体重(kg)÷ 身長(m)÷ 身長(m) が用いられ、BMI 18から24が標準体重、18以下をやせ、24以上を肥満とします。体重増加は、標準体重の方は7から10kg増、やせの方は10から12kg増、肥満の方は5から7kg増を目標にしてください。
- 妊娠中毒症について
- 妊娠中毒症とは,妊娠中に生じる高血圧、蛋白尿、浮腫を三主徴とする症候群として理解されています。胎児,胎盤が母体に影響を与え,種々の症状を出現させるものをいいます.原因は明らかではありませんが,妊娠によるホルモン,自律神経,代謝の変化に適応しきれなく,発症するものと推測されています.三主徴のうち高血圧が最も重要で、母体、胎児の両方の生命に関わるのが妊娠中毒症です。幸いなことに、妊娠中毒症は予防することができ、塩分、水分の制限と高蛋白、低カロリーの食事を心がけることがひつようです。しかし、食餌療法が効果のない場合は、降圧剤の使用など薬物療法が必要となります。
- 妊婦貧血について
- 妊娠中の貧血は大きく生理的妊娠貧血と鉄欠乏性貧血とに分けられます.前者は,妊娠に伴う血漿量の増加が血球・ヘモグロビンの増加を上まわるためで,妊娠水血症ともいわれます.ヘモグロビン11g/dl以下になると病的と考えられますが,大部分は後者の鉄欠乏性貧血です.妊娠時には母体血増加で450mg,胎児・胎盤に360mgの鉄が必要ですが,一般に食物から吸収される鉄では不足がちで,鉄欠乏性貧血を呈しやすいです.鉄を多く含む食品を摂るように心がけるとともに,鉄剤投与が必要で,1日40~60mgを経口投与するのが一般的です.母体が鉄欠乏状態にあっても児へは必要な鉄は移行します。
- 骨盤位について
- 胎児下向部分が骨盤端であり,児頭が子宮底にあるものをいいます.分娩時に臀部や足が先進します。満期妊婦では約5%,妊娠8カ月では30%において骨盤位が認められます.診断法は,触診法,X線による方法,超音波による計測がありますが,確実性とX線による胎児障害を考慮すると,超音波計測によるのが良法です.骨盤位の危険は,先進部が頭位と比べてその周径が小さいので,破水時の臍帯脱出,後続児頭の通過障害などのため,児の低酸素症あるいは外科的損傷などを起こしやすいことです.また骨盤位は,子宮内で不自然な体位とされ,児の頸部結節や股関節脱臼などを伴う確率が高くなります.分娩方法は,殿位では比較的頭位分娩に近いかたちの分娩が可能ですが,全体としてみれば現在の社会情勢よりみて帝切分娩を行うほうが適切な場合が多いです.また妊娠中の治療法として,外回旋法,あるいは胸膝位などの方法がとられているが,前者の方法は危険を伴うので現在のところあまり行われていません。
- 切迫早産について
- 妊娠22週から妊娠36週までの期間に,出血,子宮収縮,頸管の開大などの症状が出現し,早産の危険のある状態をいいます.原因は,子宮の奇形,多胎妊娠,羊水過多症,感染などのある場合もあるが,多くは不明です.治療は,安静,β-刺激剤が主であるが,時に黄体ホルモン,プロスタグランジン合成阻害剤が使用されることもあります.頻度は10%前後ですが,治療にもかかわらず妊娠の4%が早産してしまいます。
- 早産について
- 妊娠22週0日から妊娠36週6日までの間で,妊娠が中絶する場合をいいます.原因としては母体側因子として,頸管無力症,甲状腺機能異常,妊娠中毒症,糖尿病合併妊娠,Rh不適合妊娠,尿路感染症,心臓血管疾患,子宮の異常などがあり,胎児胎盤因子としては,多胎妊娠,前置胎盤,常位胎盤早期剥離,前置血管,前期破水,羊水過多症,羊水過少症,胎盤機能不全,胎児奇形などのほか,絨毛羊膜炎などがあげられます.治療法は安静,子宮収縮抑制,感染予防などがあります。
- 分娩開始について
- 妊娠が終了し,分娩が開始することをいいます.臨床的にこれを的確に知ることは難しく、分娩開始の徴候として,規則正しく反復する陣痛の発来(約10分ごと,1時間6回以上)や血性の粘液の排出(産徴),あるいは子宮口開大の開始があげられます.いずれも時期的に全く一致することは少ないです.一般には10分ごとの規則正しい陣痛(分娩陣痛)の開始をもって分娩開始としています。
- 分娩について
- 妊娠)子宮より胎児ならびにその付属物が排出される過程をいいます.分娩の経過からみて,次の三時期に分けられる.(1)分娩第一期(開口期);陣痛開始より頸管全開大まで,(2)分娩第二期(娩出期);子宮頸管全開大より胎児娩出まで,(3)分娩第三期(後産期);胎児娩出後胎盤など胎児付属物が排出されるまでです。
- 帝王切開術について
- 生理的な産道ではなく,子宮壁の切開により胎児ならびに付属物を娩出させる手術を帝王切開術といいます.子宮下部帝王切開術:膀胱を子宮頸部から少し剥離し,子宮頸部で切開する方法で,術後の癒着や感染が少なく,次回妊娠分娩時の子宮破裂の危険性も比較的少なく,一般に広く行われています。帝王切開術の適応としては,狭骨盤,児頭骨盤不適合,全前置胎盤,切迫子宮破裂,常位胎盤早期剥離などの絶対的適応のほか,胎児仮死などの胎児側適応,軟産道強靱などの母体側適応もこれに入れられます。
- 帰省分娩(里帰り分娩)について
- 帰省分娩を希望される方は、一度当院へご連絡ください。分娩前の帰省の時期は34週頃で結構です。帰省される際に妊娠経過のわかる紹介状と各種検査結果をご持参ください。
- 子宮筋腫について
- 子宮筋層内の平滑筋成分より生じる良性腫瘍です.発生する部位により漿膜下筋腫,壁内筋腫,粘膜下筋腫に分けられます.過多月経,不正出血,帯下,疼痛,腫瘤感,圧迫症状,貧血などが症状です.40歳代でピークを示します.平滑筋腫細胞が渦巻状あるいは束状をなして不規則に増生しています.根本的な治療としては手術療法となりますが、現在では対症療法として抗女性ホルモン剤を6ヶ月間投与する方法も広く行われています。
- 子宮内膜症について
- 子宮内膜の特徴を備えた組織が,正常子宮内膜の部位以外に存在する疾患です.成熟女性に発症し,初潮以前にはみられず,閉経後には消退してしまします.病巣の部位により子宮筋層内子宮内膜症(内性子宮内膜症)と子宮外子宮内膜症(外性子宮内膜症)に分けられます.両者を合わせての最好発部位は子宮体部で,卵巣が二番目です.出血,痛み,不妊,月経痛が症状となります.合併症としては骨盤内の臓器癒着による不妊症,嚢腫の破裂,腸管・尿管の閉塞がある.治療は鎮痛剤,偽妊娠療法,ダナゾール療法,手術療法、抗女性ホルモン剤の使用などがあります.内診,超音波診断,腹腔鏡、血液マーカーによって診断を行います.いずれの子宮内膜症も稀ながら悪性化症例が報告されています。
- 子宮頸癌について
- 子宮頸部に原発して発生する癌で、主として,扁平上皮癌,時に腺癌も存在します.異形成上皮→上皮内癌→微小浸潤癌→浸潤癌と進行します.症状は原発巣に基づく出血,帯下の増加,浸潤および転移に基づく尿意頻数,排便・排尿困難,腰痛,下肢痛,貧血,食欲不振,体重減少などがあります.細胞診,組織診,内診,静脈性腎盂膀胱造影法,胸部X線,直腸・膀胱鏡にて臨床期別を決定します.手術療法,放射線療法,化学療法があり、初期癌での予後は良好です。
- 子宮体癌について
- 子宮体部内膜より発生する癌で、子宮癌の約5%の頻度である.腺癌,腺扁平上皮癌,稀に扁平上皮癌があります.進行度によって,I期からIV期に分類されます.子宮腔内細胞診,内膜組織診,子宮ゾンデによる腔内の測定によって進行期の診断がされます.性器出血,血性・粘液性帯下が主な症状です.手術療法,放射線療法,化学療法,ゲスターゲン療法などがあります。
- 卵巣嚢腫について
- 本来は,卵巣腫瘍のうち嚢胞を形成する性質を有する腫瘍を意味し,主として嚢胞腺腫および類皮嚢胞が含まれます.しかし現実には,卵巣の非腫瘍性嚢胞である卵胞嚢胞,黄体嚢胞,子宮内膜症なども嚢腫とよばれ,これに含まれることがあります.嚢腫は本来良性のものが多いが,中間群あるいは悪性群も含まれます。
- 卵巣癌について
- 卵巣の表面上皮由来の悪性腫瘍で,漿液性腺癌,ムチン性腺癌,類内膜癌,類中腎癌,未分化癌などが含まれます.これら卵巣癌は悪性卵巣腫瘍の80%以上を占め,腹腔内深くで発生するため症状がなく早期診断は困難で,発見時点において70%が進行癌とされます.進行期のいかんにかかわらず手術療法が第一選択であり,術後化学療法が追加されます.放射線療法の追加されることもあります。
- 月経異常と不正出血について
- 正常月経とは,25~35日の周期性,3~7日間の月経期間ならびに50~250gの月経血量をいいます.したがって,周期の長さや,出血持続時間の長さ,出血量の多少などが正常月経の範囲外に逸脱したものをすべて月経異常に含みます.無月経,希発月経,頻発月経,過多月経,過少月経などがあげられますが,月経困難症や月経前緊張症も含まれます.原因により器質性と機能性に分類され,手術療法やホルモン療法などが行われます. 性器,すなわち外陰,腟あるいは子宮からの,月経とは関係のない出血のことをいいます.損傷、炎症、腫瘍や流産などによる器質性出血とホルモン分泌の異常による機能性子宮出血があります.血液疾患による子宮出血も含まれます。
- 更年期障害について
- 更年期に現れる不定愁訴症候群であり,成因には自律神経性と心因性があります.不定愁訴としては,ほてり,のぼせ,発汗,冷え性,頭痛,目まい,耳鳴,不眠,しびれ,知覚鈍麻,肩こり,腰痛,頻尿,疲労感,食欲不振など多岐にわたります.いずれも自覚症状のみで,他覚所見がみられません.治療はエストロゲンと少量のアンドロゲン,自律神経薬,向精神薬,漢方薬などが用いられます.心因性のものには心理療法などが行われます。
- ホルモン療法について
- ホルモン療法とは、機能性子宮出血、月経周期の異常や更年期障害の治療に女性ホルモン製剤を使用することです。特に更年期障害の治療としてホルモン補充療法は有効な治療法です。閉経前後に急速に減少するエストロゲンを補うことで更年期のさまざまな症状を改善できます。また、膣の自浄作用を高め、局部の炎症を抑えたり、骨を丈夫にして骨粗鬆症に対する効果も認められています。しかし、副作用が出たり、ホルモン療法が適さない方もいらっしゃいますので、ホルモン療法を希望される方は医師にご相談ください。
- 性行為感染症について
- 性行為,特に性交によって伝染し,主として性器を侵襲し,もしくは性器に初発症状をみる疾患を総称して性病といいます.梅毒,軟性下疳,淋疾および鼠径リンパ肉芽腫症(第四性病)がこれにあたりますが,近年は以上に加えて皮膚カンジダ症,トリコモナス,疥癬,陰部蝨(しらみ),陰部ヘルペス,後天性免疫不全症AIDSの一部、クラミジアなど,真菌または原虫,寄生虫性疾患,さらにウイルス感染を含め,広く性行為により伝染する疾患を性行為感染症sexually transmitted diseases(STD)として唱えている.性病は元来人間の本能に関係するもので,性風俗の時流を大きく反映し,また近年交通網の発達で世界的な蔓延が予想され,その動態はますます重要となってきています.特にクラミジア感染症は10~20才台の女性に急増しており、不妊症の原因になることから注意を要します。
- 不妊症について
- 避妊せず通常に性交渉を継続するにもかかわらず一定期間以上妊娠しない状態のことです.一定期間については,わが国あるいは国際産婦人科連合では2年,米国不妊学会では1年と決めています.一度も妊娠しないものを原発性不妊,1回以上の妊娠後,不妊になったものを続発性不妊とよびます.不妊の原因が女性にみられるものを女性不妊,男性に原因のあるものを男性不妊,なんらかの器質的障害のため不妊のものを器質性不妊,器質的原因がみとめられないものを機能性不妊と分類します。
- 男女の産み分けについて
- 当院で行っている男女産み分け法はSS研究会の方法に準じた方法です。
1. 基礎体温をきちんと測定し、排卵の時期を知っていただきます。
尿中LH測定を補助的に測定していただいても結構です。
2. 男の子を希望される方は、妊娠希望日の前に4ヶ月間リンカルというカルシウムを含んだ薬を服用します。排卵日にグリーンゼリーを使用して性交を持ちます。
3. 女の子を希望される方は、排卵日2日前を最終として、性交を持ちます。
その際にピンクゼリーを使用します。受診された際に詳しい資料をお渡しいたします。
また服用する薬剤、使用するゼリーには副作用はございません。
- 人工妊娠中絶術について
- 当院では欧米で一般的におこなわれている吸引機を使用した人工妊娠中絶術を行っています。
そのメリットは
1. ラミナリアなどを用いた子宮頚管の拡張を必要としないため、術前の処置が不要です。
2. 子宮を傷つける危険が少なく、術後の出血量も少量です。
そのため妊娠9週までは外来で半日の時間で手術を受けていただけます。
スケジュール 手術当日 8:30 来院→術前注射→静脈麻酔→手術 術後観察 麻酔の覚め具合出血の状態 軽食をとっていただいて問題のないことを確認したあとに12:00前には帰宅していただきます。
妊娠10週から11週の場合 この頃になると胎児が大きくなり、骨格も形成されてきますので外来通院だけで手術をするのは不可能です。
子宮頚管を拡張する術前処置が必要となります。
そのため手術前日に入院していただき処置をした後、次の日に実際の手術となります。
スケジュール 手術前日 8:30 入院→術前注射→静脈麻酔→頚管拡張の処置 手術当日は外来通院の手術と同じです。
妊娠12週以降は中期中絶と言い、特別な方法で中絶を行います。
胎児がかなり大きくなっておりますので分娩をするのと同じような方法で中絶手術を行います。
4~5日間の入院が必要です。まず胎児を出せるだけ十分に子宮頚管を拡張する必要があり、最低2日間はかかります。頚管が十分拡張した後、薬剤を用いて胎児を娩出させ、子宮内容を除去し、翌日の退院となります。
入院1日目 8:30 入院→術前注射→静脈麻酔→頚管拡張の処置
入院2日目 再度頚管拡張の処置 麻酔はしません
入院3日目 十分に頚管が拡張していれば実際の中絶の処置をおこないます。
薬剤を投与し子宮を収縮させて胎児を娩出させます。
場合によっては1日で中絶が終わらないこともあります。
術後経過の観察 術翌日に退院の予定です。
術後の注意
出血 術後は必ず出血します。一般的には妊娠週数がすすめばそれだけ術後の出血日数も増えます。ふつうは1週間から10日ぐらいで収まります。中期中絶の場合は2週間ぐらいを目安にしてください。
腹痛 妊娠によって大きくなった子宮が元に戻る時の収縮時痛があります。
我慢できないような強い痛みの場合は炎症をおこす可能性があります。
発熱 手術直後は妊娠の影響が完全にはなくなりませんので、微熱程度の発熱はみられます。38度以上の発熱は注意が必要です。
入浴 術後は感染予防のため、出血をしている間は湯船には入らずにシャワーだけにしてください。膣内に湯船の湯が入ると感染の危険があります。
日常生活 手術当日は麻酔もかかっておりますので安静にしてください。
翌日からはだいたい普通の生活は可能ですが、出血のある間に無理をすると子宮内に感染を起こしたり、炎症を起こしたりします。
それがもとで次回妊娠が困難になることもあり得ますので、出血の認められる間はできるだけ安静にしてください。
術後の通院 手術の翌日と1週間目に外来受診してください。
それ以外にも指示があれば受診してください。また術後の経過で心配なことがありましたらいつでも受診ください。
術後の月経 術後の経過が問題なければ、手術日よりかぞえて30日から40日ぐらいで月経が発来します。
- 避妊法について
- 一般的に確率の高い避妊法としては、経口避妊薬(ピル)の服用、子宮内避妊器具(IUD=リング)の挿入、避妊手術があります。
1. ピルは低容量ピルが認可され、安全で確実(ほぼ100%)な避妊法となりました。未産婦の方でも使用できます。しかし、副作用が全くないわけではなく、血液検査、子宮癌健診、乳癌検診を受けられてから服用されることをおすすめします。
2. IUDの避妊確率は98%程度です。IUDを挿入しているにも関わらず、妊娠してしまうこともまれにあります。しかし一度挿入すれば一年半から二年間はそのままにしておけます。子宮内に器具を挿入するため、経産婦の方にむいており、不正出血などの副作用がみられることがあります。
3. 女性が行う避妊手術は卵管結紮術といわれ、卵管をくくってしまう手術です。一般的には分娩後の入院中に行います。また、帝王切開の際に同時に行うこともあります。分娩後の避妊手術では入院期間が普通の分娩に比べ、1から2日のびます。避妊の確率は100%ですが、永久避妊のため、卵管の通過を元に戻すことは容易ではありません。男性が行う精管結紮術(パイプカット)は通院でも行えるようです。
4. 性交後避妊法として、ホルモン剤を服用する方法がありますが、性交後24時間以内に受診する必要があり、避妊確率も100%ではありません。
受診された際に詳しい資料をお渡しいたします。
- 月経の移動について
- 次回の月経をずらす場合、早める方法と遅らせる方法があります。 どちらの場合でも次回月経が始まる日がはっきりとしないと、うまく調節できません。月経を調節する場合は、女性ホルモン(卵胞ホルモン、黄体ホルモンの合剤)を服用していただきます。
月経を早めたい場合
月経を早めたい場合、月経を発来させるためには10日間、薬を服用する必要があります。服用終了後2~3日で月経が始まります。最終月経が始まればできる限り早めに受診していただかないと投薬が間に合わないことがあります。
月経を遅らせたい場合
月経を遅らせたい場合、予定月経の始まる1週間前から薬を服用していただきます。遅らせたい日が終わるまで服用が必要です。服用終了後2~3日で月経が始まります。予定月経が始まるまで1週間の余裕がないと確実には月経を遅らせることはできません。
女性ホルモン剤の使用について
薬剤の服用は1日1回1錠服用してください。24時間おきにきちんと服用する必要があります。服用を忘れたり、途中でやめると不正な性器出血が起こったり、ホルモンのバランスをくずすことになり、効果がでません。
薬剤の使用に際して副作用の出る場合があります。エストロゲン依存性腫瘍、血栓症、肝障害、妊婦、脂質代謝異常の方は服用できません。一般的な副作用としては服用後に気分が悪くなったり、吐き気の出る場合があります。また身体が少しむくむようなこともおこります。就寝前に時間を決めて服用されるのが1番服用しやすいと思います。
薬剤の服用を忘れた場合や服用が困難な場合は、ご自分で判断されずに必ず連絡をしてくださるようお願いいたします。